
10月15日のカープは、一軍組がマツダスタジアムで秋季練習を始め、若鯉はみやざきフェニックス・リーグで楽天と対戦しました。球団は国内FA権を取得した3選手について宣言残留を認める方針を明示。来季へ向けた体づくり、若手の実戦、主力との交渉が同時に動き始めた一日です。
秋季練習の初日は投手、野手合わせて20人が参加しました。午前はキャッチボールや打撃練習、午後は筋力強化に取り組み、新井貴浩監督は若い選手が多いチームの「根本となる馬力」を上げる狙いを説明。今秋は実戦を減らし、除脂肪量の増加を意識したメニューを選手ごとに調整しながら、3勤1休で進める方針です。
FA交渉では、鈴木清明球団本部長が床田寛樹、森下暢仁、坂倉将吾の3選手について、FA権を行使した後の残留も認める考えを示しました。14日に坂倉、15日に森下と話し合い、床田とは16日に代理人を通じて交渉する見込みです。森下は現時点で明言を避けており、去就はまだ決まっていません。
フェニックス・リーグの楽天戦は2―4で敗戦。先発のドラフト2位・齊藤汰直は初回に3点を失いましたが、その後は修正し、8回120球、4安打4失点、10奪三振。最速152キロ、直球の平均は147キロを計測し、100球を超えても球威を保ちました。打線は仲田侑仁の犠飛と中村貴浩の適時打で追い上げましたが、九回二死満塁の好機を生かせませんでした。
齊藤汰が序盤の乱れから立て直し、5者連続三振を含む10奪三振を記録した点は大きな収穫です。球数を重ねても球威が落ちなかったことも、先発候補としての土台を感じさせます。育成3年目のラミレスも前日の阪神戦で本塁打と決勝三塁打を放ち、9月度ファーム月間MVPに続いて長打力をアピール。支配下登録へ向けた競争は一段と熱を帯びています。
楽天戦は初回の3失点と、好機であと一本が出なかった攻撃が響きました。齊藤汰自身も試合の入りを課題に挙げており、次回は立ち上がりから同じ球威と制球を示せるかがポイントです。FA3選手については宣言残留の道が示されたものの、結論は未定。他球団の調査や契約条件を巡る報道を確定事項として扱わず、本人と球団の正式発表を待つ必要があります。
16日はフェニックス・リーグが休養日となり、17日にオリックス戦が予定されています。一軍組では秋季練習の個別メニューがどう深まり、末包昇大らがフィジカルを打撃技術へ結びつけられるかに注目。FA交渉では床田との話し合いを含め、3選手が納得できる形を探る球団の対応を冷静に見守りたいところです。
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