
10月17日のカープは、みやざきフェニックス・リーグでオリックスに4―8で敗れました。結果は悔しいものの、4番に入った仲田侑仁が3安打1打点1四球と存在感を発揮。一軍組では佐々木泰、玉村昇悟らが来季へ向け、数字と実戦場面を意識した個別課題に取り組んでいます。若手の収穫と修正点がはっきりした一日でした。
フェニックス・リーグのオリックス戦は4―8。仲田は初回二死三塁で右翼線へ先制適時打を放つと、四回に右前打、六回には三塁手のグラブをはじく左翼線二塁打を記録しました。九回も二死一、二塁から粘って四球を選び、外角球への対応と甘い球を引っ張る力強さの両方を示しました。
一方、先発の杉田健は5回11安打8失点、自責5。2―1の四回に打者10人の攻撃を受け、6点を失いました。この日は直球中心で攻めることがテーマでしたが、走者を背負うと打者への集中が薄れたと振り返っています。課題を実戦で洗い出す教育リーグらしい登板となりました。
秋季練習では、佐々木泰がスイング速度の向上を目標に振り込みました。今季平均は105.4キロで、DeNA・牧秀悟と同水準の115キロを視野に置き、外野の間を抜く長打やフェンスを越える打球を増やす狙いです。玉村昇悟は菊地原毅投手コーチ、赤松真人外野守備走塁コーチとけん制を重点練習。終盤の代走を刺す場面を想定し、走者から見たフォームも確認しました。
仲田の4出塁は、単なる固め打ち以上に内容がありました。逆方向への対応、長打、追い込まれてからの選球と、一軍で打席を得るために必要な要素を一試合で示しています。佐々木も今季121試合で6本塁打を記録した経験を土台に、目標を数値化して強化中。西川篤夢も前日の休養日に約1時間打ち込み、苦手な外角球の克服へ危機感を持って取り組んでいます。
杉田は走者を出した後に投球テーマを保てず、大量失点につながりました。球の強さだけでなく、クイックやけん制、配球を含めて打者への集中を切らさない整理が必要です。打線も仲田以外の継続的な得点力が課題。若手先発陣には長いイニングや120球前後を経験させる方針が伝えられていますが、球数だけでなく内容と回復状態を丁寧に見ていく必要があります。
フェニックス・リーグでは、仲田が好内容を継続できるか、杉田が走者を背負った場面をどう修正するかが注目です。一軍組では佐々木のスイング速度、玉村のけん制、中村奨成の体力強化など、個別テーマが実戦成果へどうつながるかを見たいところ。単日の数字に一喜一憂せず、秋の積み重ねを来春の競争へつなげられるかが重要です。
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