
10月21日は、翌日に迫ったドラフト会議が最大の焦点となりました。カープは5年ぶりに1位指名を事前公表せず、当日まで検討を続ける方針です。その一方で、フェニックス・リーグでは渡辺悠斗が新フォームで8打席連続安打。秋季練習のウエート強化や新ビジターユニホームにも、来季へ向けた変化が表れています。
球団は東京都内でスカウト会議を開き、ドラフト1位指名を公表しませんでした。事前公表なしは2021年以来5年ぶり。新井監督は候補について「決まっている」としつつ公表しない考えを示し、田村スカウト部長は「ある程度まで絞り込んだ」と説明しました。別の取材では、単独指名や抽選となった場合を含め約4通りのパターンを想定し、最終決定を当日の会議へ持ち越すとしています。
補強ポイントは投手、捕手、二遊間など複数にまたがります。候補者名を巡る予想は多いものの、現時点で球団から1位指名選手の正式発表はありません。外部の予想を確定情報として扱わず、当日の選択を待ちたいところです。
渡辺は20日のハンファ戦で2試合連続の4安打。19日の西武戦から8打席連続安打を記録しました。今秋は右方向への強い打球を意識し、バットを背中側へ寝かせてトップから無駄なく振り抜く形へ変更。ハンファ戦では適時二塁打を含む2打点を挙げ、確実性と長打力を両立する取り組みが結果につながっています。
秋季練習では球団公式SNSがウエートトレーニングの様子を公開しました。フィジカル強化はこの秋のチーム方針で、選手たちが負荷の高いメニューに取り組んでいます。単純な体重増加だけを目的にせず、打球の強さやシーズンを通して戦える体へ結びつけられるかが大切です。
来季から着用する新ビジターユニホームは、赤を基調に紺と水色を配置。水色には黄金期の記憶、全体には「生まれ変わるチームに新たな物語を」との思いが込められています。背番号の視認性や着心地も見直されました。
渡辺の8打席連続安打は大きな前進ですが、本人もまずは打率を残すことを重視しています。今季の一軍出場は4試合。フォーム変更が残る実戦でも安定し、長打へつながるかを継続して見たいところです。
FA権を取得した床田寛樹、森下暢仁、坂倉将吾の去就も引き続き未決定です。坂倉は交渉を代理人に任せる考えを示していますが、権利行使や残留について正式発表はありません。憶測と事実を分けて見守る必要があります。
22日はドラフト会議。1位指名だけでなく、抽選となった場合の対応や2位以下でどの補強ポイントを埋めるかまで注目です。若手では渡辺の新フォームの継続性、秋季練習組ではフィジカル強化の進み方も追いたいところ。新しいユニホームに込めた「再出発」を、編成と育成の両面で具体的な前進へ変えられるかが問われます。
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