
カープはケムナ誠ら6選手に来季契約を結ばないと通告し、チーム再編の厳しさが表れた一日となりました。その一方、フェニックス・リーグでは若鯉がJRPB選抜との打撃戦を10-8で制し、久保修が5安打4打点。別れの知らせを受け止めながらも、次の世代が競争を続ける姿が見えた一日です。
球団から通告を受けたのは、ケムナ、長谷部銀次、松本竜也、日高暖己、辻大雅の5投手と中村貴浩外野手です。9月にトミー・ジョン手術を受けた辻には育成契約を打診する見込み。報道では6選手全員が現役続行を希望しており、今後の移籍先や契約の行方が注目されます。
ケムナは2020年から3年連続で40試合以上に登板し、通算154試合でブルペンを支えました。近年は故障もあって一軍登板から遠ざかりましたが、幼少期からカープを応援してきた縁を振り返り、他球団でも競技を続けたい意向を示しています。育成入団から1年目に支配下をつかんだ中村貴も、前を向いて次の機会を目指す考えです。
今オフの戦力外通告は、先に発表された4選手と合わせて計10人となりました。前日のドラフトでは育成を含む9選手の交渉権を獲得しており、球団が大幅な世代交代とポジション再編に踏み込んでいることが分かります。
フェニックス・リーグは終盤まで点を取り合う展開をものにしました。久保は5打数5安打4打点で、九回に勝ち越しの3点二塁打。渡邉悠斗も3安打1打点、二俣翔一は2安打1打点を記録し、打線は計16安打を放ちました。前日に左足へ自打球を受けた辰見鴻之介の姿も確認され、23日は別メニューだった模様です。ただし、状態について球団の正式発表はありません。
ドラフト2位指名の西野啓也は、立命大での学生最終戦に2安打2得点で逆転勝利へ貢献。守備のミスを打撃で取り返し、入団までにけがをしない体をつくるという課題も明確にしています。
若鯉は勝利したものの8失点。先発の齊藤汰直は7回6失点で、守備の乱れが絡んだ場面もありました。公式記録員がいない試合のため細部は暫定ですが、投手だけでなく守備を含めて失点を減らす必要があります。また、退団する選手への敬意と、新たな編成への評価は分けて考えたいところです。
戦力外となった6選手の次の道、辻との育成契約交渉、辰見のコンディションを引き続き見守ります。現有の若手にとっては、空いた枠が自動的に与えられるわけではありません。久保や渡邉らが今日の打撃を継続し、守備と走塁でも一軍に近づく内容を示せるかが重要です。
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