
10月27日のカープは、来季のチームづくりに直結する話題が並びました。国内FA権を取得した床田寛樹は球団との初交渉に臨み、ドラフト2位の西野啓也には新井貴浩監督が直接あいさつ。一方、秋季練習やフェニックス・リーグでは、投手陣と若手野手がそれぞれ次の段階へ向けて動いています。
床田が球団事務所で初の残留交渉を行いました。現時点では残留・移籍のどちらにも決め切っておらず、時間をかけて判断する姿勢です。毎年ローテーションを支えてきた左腕だけに、球団との話し合いが今後どう進むかはオフ最大級の注目点になります。本人の選択を尊重しつつ、落ち着いて続報を待ちたいところです。
京都では、新井監督と鞘師智也スカウトがドラフト2位の西野を訪問しました。新井監督は将来を見据えた指名であることを説明し、成長余地を高く評価。西野は捕手としての能力に加えて自然体の受け答えも印象的で、次代の正捕手候補として期待が膨らみます。
栗林良吏は先発2年目へ向け、制球力を保ちながら平均球速と球威を高める強化計画に着手しています。フォームの改良にも取り組む方針で、今季の経験を土台にもう一段上を目指す意図が明確です。高太一も秋季練習のシート打撃に登板し、投げたい球を投げられたと手応えを口にしました。11月の侍ジャパン合流を見据え、順調に状態を整えています。
フェニックス・リーグのヤクルト戦は3-7で敗れましたが、渡邉悠斗が三塁打と二塁打を放ち、7回からはプロの対外試合で初とみられる捕手も経験しました。二俣翔一と佐藤啓介にも適時打が生まれ、自打球で欠場していた辰見鴻之介も3試合ぶりに復帰。結果だけでなく、複数ポジションへの挑戦や実戦復帰という収穫がありました。
フェニックス・リーグでは、同点で迎えた6回に先発の赤木晴哉が集中打を浴びて4失点。若手投手には、走者を背負った場面での立て直しが次の課題です。また、戦力外となったケムナ誠は球団から通訳の打診を受けたことを明かしながら、現役続行を希望しています。カープで積み重ねた経験を生かせる道が見つかることを願います。
床田のFA判断はもちろん、西野を含む新人選手との交渉、栗林や高ら投手陣の秋季調整が続きます。若手については一試合の勝敗だけでなく、渡邉の捕手起用のような新しい選択肢が継続されるかにも注目です。来季の戦力図が少しずつ形になる時期だからこそ、各選手の挑戦を丁寧に追っていきたい一日でした。
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