
10月28日のカープは、来季へ向けた組織づくりと選手個々の再スタートが同時に動いた一日でした。小川淳司氏が球団副本部長編成担当として就任会見に臨み、ドラフト3位の野原元気には新井貴浩監督が直接あいさつ。契約更改も始まり、チームは本格的にオフの編成期間へ入っています。
来年1月から編成部門に加わる小川氏がマツダスタジアムで会見しました。球団からの要請を受けて熟考した末に、69歳で新たな挑戦を決断。まずは現在のカープの戦力と組織を把握し、目先の補強だけでなく、その先を見据えたチーム編成とのバランスを考える姿勢を示しています。ヤクルトで監督、GMを務めた経験を、カープの育成と補強の仕組みにどう生かすかが注目されます。
京都では、新井監督と鞘師智也スカウトがドラフト3位の野原を訪問しました。最速152キロの直球と落差のある変化球を持つ右腕に対し、新井監督はエースになれる素質を評価し、1年目からの先発ローテーション争いにも期待。入団までの期間を安全に過ごし、万全の状態でプロ生活を始めることも大切になります。
今オフの契約更改が始まり、益田武尚が推定年俸1100万円でサインしました。100万円増という評価を受けた一方、本人は球団からの期待に結果で応える決意を語っています。来季は5年目。力のある直球を安定して一軍のアウトにつなげられれば、中継ぎ陣の厚みを増す存在になれます。
さらに、日南秋季キャンプ中の11月8日に侍ジャパンとの練習試合を行うことも発表されています。会場はひなたサンマリンスタジアム宮崎で、13時開始予定。代表クラスを相手に、若手が現在地を測れる貴重な実戦機会です。
フェニックス・リーグの斗山戦は0-11で敗れました。打線は渡邉悠斗、持丸泰輝、内田湘大、久保修らに安打が出たものの得点につながらず、投手陣も終盤まで失点を重ねました。特に9回の5失点を含め、試合を締める部分には課題が残ります。教育リーグだからこそ、内容を整理して次戦の守備、走者を置いた投球、得点圏での打席へ反映したいところです。
また、戦力外通告を受けた長谷部銀次と中村貴浩は、11月17日のトライアウト受験に前向きな姿勢を示しています。今季のカープでの結果とは切り分け、次の機会をつかむために準備を続ける両選手を応援したいです。
小川氏が実務を始める来年1月までに、球団がどのような編成方針を固めるか。新人選手との交渉や契約更改、秋季キャンプのメンバー選考も、その方向性を映す材料になります。フェニックス・リーグで出た厳しい結果も含め、若手が課題を具体化し、侍ジャパンとの実戦へ向けて一段ずつ成長できるかを見守りたいところです。
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