
10月30日のカープは、日南秋季キャンプへ向けた28選手が発表され、来季への実戦的な準備が見え始めました。ドラフト6位の森煌誠への指名あいさつ、FA移籍に伴う補償制度の大きな変更も発表。一方、池谷公二郎さんの通夜には球団関係者やOBが参列し、その功績を静かにしのびました。
秋季キャンプは11月5日から21日まで、宮崎県日南市の天福球場で行われます。参加は投手12人、野手16人の計28人で、黒原拓未、岡本駿、勝田成、中村奨成らがメンバー入り。8日には侍ジャパンとの練習試合も予定されています。若手中心の集まりですが、単なる体力強化にとどまらず、代表クラスとの実戦を通して現在地を確かめる重要な期間になります。
また、FA移籍に伴う人的補償を2027年オフから撤廃し、ドラフト指名権の譲渡または金銭補償へ移行することで選手会とNPBが合意しました。Aランク選手ではドラフト2巡目、Bランクでは3巡目の指名権が対象となる予定です。今オフは従来制度が維持されるため、現在のFA動向には直接適用されませんが、将来の補強と戦力維持に関わる大きな制度変更です。
ドラフト6位の森が、NTT東日本の野球部寮で指名あいさつを受けました。勝利に必要とされる投手を目標に掲げ、今後はU-23侍ジャパンの一員としてニカラグアへ向かいます。プロ入り前に国際舞台を経験できることは、技術だけでなく環境への適応力を磨く機会になります。
高太一は今季56試合に登板し、セットアッパーとして台頭。大学の後輩となる他球団の新人との対戦も楽しみにしており、来季へ向けた競争心は十分です。秋季キャンプに参加する若手投手たちにとっても、一軍で役割をつかんだ先輩の姿は分かりやすい目標になります。
制度変更は2027年オフからであり、今オフのFA補償は従来通りです。将来は人的補償がなくなる一方、上位のドラフト指名権を手放す可能性が生まれるため、獲得側・流出側とも編成判断の重みが変わります。カープは育成とドラフトをチームづくりの柱としてきただけに、新制度を見据えた準備が欠かせません。
元カープの中村祐太が西武から来季契約を結ばない旨を通告され、手術を受けて再びマウンドを目指す意向も伝えられました。まずは治療と回復を最優先に、次の道が開けることを願います。
池谷さんの通夜には新井貴浩監督、黒田博樹球団アドバイザー、山本浩二氏らが参列しました。新井監督は来季、天国の先輩に良い報告ができる戦いを目指します。その決意を形にする第一歩が秋季キャンプです。侍ジャパン戦で誰が存在感を示すのか、森を含む新人たちがどんな経験を持ち帰るのか。若手の競争と編成の動きを冷静に追いたいところです。
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