
11月2日のカープは、主力の去就を見守りながら、若手が来季へ向けて具体的な一歩を踏み出した一日でした。森下暢仁投手は国内FA権の行使について熟考を継続。一方で、林晃汰選手の契約更改、渡辺悠斗選手の捕手再挑戦、侍ジャパン合宿へ向かう佐々木泰選手と辰見鴻之介選手の取り組みなど、成長を目指す動きも相次いでいます。
今季国内FA権を取得した森下投手は、マツダスタジアムで自主トレを行い、権利行使について「簡単に決められるものではない」との考えを示しました。申請期限は9日。現時点で結論は出ておらず、周囲の観測と本人の決断を分けて受け止める必要があります。先発陣の柱だけに球団編成への影響は大きいものの、まずは熟考する時間を尊重したいところです。
林選手は100万円減の推定年俸1100万円で契約更改しました。今季は二軍で打率3割8厘、4本塁打、37打点を記録しながら、一軍出場は11試合。二軍で結果を残すだけでは足りないという危機感を口にし、来季は一軍で打席を得ることを目標に掲げました。DH制が始まる来季へ、長打力を一軍の得点に結び付けられるかが勝負です。
2年目の渡辺選手は、出場機会を広げるため捕手への再挑戦を自ら申し出ました。フェニックス・リーグでは実戦でマスクもかぶっており、内野との複数ポジションをこなせれば、ベンチ入りの可能性も広がります。簡単な転向ではありませんが、自分の強みを増やそうとする姿勢は前向きな材料です。
3日から宮崎で始まる侍ジャパン合宿には、佐々木選手と辰見選手が参加します。佐々木選手は秋季練習から続ける肉体強化に取り組み、辰見選手は代表で得る経験を来季の一軍定着につなげる構えです。異なる環境でトップ選手の準備や技術に触れられる時間を、飛躍のきっかけにしてほしいところです。
森下投手の去就が未定であることに加え、若手には二軍での好成績や新しい挑戦を一軍の結果へ変える課題があります。林選手は打撃を、渡辺選手は捕手としての守備と連係を、実戦で継続して示さなければなりません。可能性の広がりを期待しつつ、評価は春季キャンプからオープン戦までの内容で冷静に見たいところです。
岡本駿投手は、長いイニングを投げ抜く力と故障予防を目的に、体重を89キロから92キロへ増やす計画で筋力強化を進めています。5日開幕の日南秋季キャンプでは、こうした体づくりが投球にどう表れるかに注目です。まずは3日からの侍ジャパン合宿、続いて日南での若手競争、そして9日までのFA動向。来季の輪郭が少しずつ見えてくる一週間になりそうです。
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