右股関節痛で離脱していた広島のターノックが、DeNA戦で約2カ月ぶりに1軍復帰。六回から登板し、牧、筒香、エンカーナシオンという相手中軸を三者凡退に抑えた。最速158キロの直球で筒香から空振り三振を奪い、評論家の横山竜士氏は勝ちパターンの一角として計算できると評価した。
短い一回に力を集中させることで、ターノックの球威が最大限に生きた。加入により、この日は遠藤を休ませることができ、救援陣全体の負担軽減にもつながった。開幕時とは配置が変わり、先発だったターノックと岡本が救援へ、救援だった鈴木が先発へ回る中、高や遠藤の定着、森浦の復調もあって役割が整理されつつある。
試行錯誤してきた投手配置が、シーズン終盤に「守り勝つ」形としてまとまり始めたのは明るい。強い直球を持つターノックが加われば、相手打線や登板状況に応じた選択肢が増える。9月の変則的な連戦を前に、勝ちパターンを複数用意できることは3位争いで大きな支えになる。
「勝ちパターンで計算できる」という評価は評論家の見解で、復帰初戦の一回だけでは確定できない。故障明けで連投や走者を置いた場面をまだ経験しておらず、患部の状態も継続確認が必要だ。配置転換が一時的に機能しても、相手の研究や疲労によって状況は変わり得る。
ターノックが連戦の中で球速と制球を保てるか、高、遠藤、岡本、森浦らとどう登板を分けるかに注目したい。先発陣が長い回を投げる日も増やし、ブルペン全体を消耗させずに混戦を勝ち抜けるかが鍵になる。
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