広島がDeNAのミスも生かして3―2で勝ち、今季3度目の3連勝で3位まで1.5ゲーム差に迫った。八回、相手投手の乱調から二者連続四球などで無死満塁とし、佐々木泰の遊ゴロを相手遊撃手が後逸して2点を勝ち越した。六回には故障から復帰したターノックが三者凡退に抑えた。
広島は初回にも相手の悪送球を起点に坂倉の適時打で先制した一方、自軍にも守備の乱れや勝ち越し直後のバント失敗があった。新井監督が練習と修正を求めたのは、勝利の中にも再発を防ぐべきミスが残ったためだ。投手面では鈴木が5回4安打1失点で試合をつくり、ターノックが最速158キロで筒香から三振を奪った。
互いにミスが出た試合でも、先発から救援へ最少失点でつなぎ、終盤の好機を勝利へ変えた粘りは前向きな材料だ。ターノックの復帰で中継ぎの選択肢が増え、新井監督が期待する疲労分散が実現すれば、接戦が続く順位争いで投手力を維持しやすくなる。
得点の多くが相手のミスに絡んでおり、攻撃力が全面的に改善したとは判断できない。広島自身の守備や犠打にも課題が出たため、相手がミスをしない試合で同じように勝てるかは別問題だ。ターノックも復帰直後で、連投時の状態や安定した制球は今後の確認事項となる。
ミスを減らし、四球で得た走者を適時打や犠飛で確実に還す攻撃へつなげられるか。ターノックを加えたブルペンが登板を分担し、鈴木ら先発陣とともに接戦を継続して支えられるかが、上位浮上の鍵を握る。
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