2024ドラフト指名寸評、阪神編

昨日お伝えした通り、2024年ドラフト寸評の残り3球団を再開します。 まずは阪神からです。 1位:伊原 陵人(投手・NTT西日本)金丸投手を抽選で外し、即戦力左腕にこだわって伊原投手を指名しました。身長はありませんが、実戦派の左腕です。年齢を考えれば1年目からのフル回転が求められますが、プロでの伸びしろがどこまであるかが見えづらいタイプではあります。2位:今朝丸 裕喜(投手・報徳学園高)2位の10番目まで今朝丸投手が残っていたのは、阪神にとって非常に幸運でした。 188cmの長身から投げ下ろす完成度の高いフォームは、高校生離れしており、即戦力に近い雰囲気すらあります。投手陣の層が厚い阪神ですから、下でじっくり鍛えて地元のスターに育て上げれば、これほど大きいことはありません。3位:木下 里都(投手・KMGホールディングス)大学からの投手転向で、ドラフト直前に一気に評価を上げました。 最速156kmの投げっぷりの良さは魅力。広島のような育成環境では育てづらいタイプですが、阪神がこういう投手を強力なリリーフへと仕立て上げるのは、イメージができてしまいます。4位:町田 隼乙(捕手・埼玉武蔵HB)予想より高い順位での指名でした。独立リーグ所属ですが高卒3年目の21歳と若く、大型捕手としての打撃が最大の魅力です。捕手として育てるのか、打撃特化でいくのか。阪神の起用法が注目されます。5位:佐野 大陽(内野手・富山GRN)中部大を経て、独立リーグ1年目で支配下を勝ち取った内野手。どこでも守れる器用さはありますが、プロで生き残るための突出した強みを早急に見つけたいところです。  【総括】辰己選手の外れで近本選手を獲った時のように、左の金丸投手を外して同じ左の伊原投手へ行く、いかにも阪神らしい指名でした。 伊原投手は1位相当ではありますが、豊作年である2024年の顔ぶれを見ると、1位としての格は一段落ちる印象。その分、2位で今朝丸投手を獲れたのは1位級を二人取れたような価値があります。 4位・5位の独立勢の指名は、今の阪神の育成力への自信の表れでしょうが、支配下枠としてはかなり攻めた印象を受けました。 【当時の採点】70点  【1年後の所感】70点当時の評価を読み返すと、伊原投手については概ね評価通り、あるいは期待以上の滑り出しだったと言えます。ただ、シーズン後半の失速が実にもったいなかったですね。この失速を2年目以降にどう修正してくるかで、彼の真価が決まるでしょう。結局、今朝丸投手がエース格に化けるかどうかに、この年のドラフトの成否がかかっています。彼が外れれば、中位・下位の指名も相まって、阪神にとってはかなり厳しい年だったと評価されることになるでしょうね。

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