広島のフレディ・ターノックが、いよいよ一軍のマウンドに帰ってくる。右背中付近の筋肉の炎症で戦列を離れていた助っ人右腕は、6月11日の西武戦で先発復帰する見込みとなった。
ターノックは5月3日に上半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消。その後、右背中付近の筋肉に炎症が見つかり、チームを離れてリハビリを続けてきた。約1カ月の調整を経て、6月4日のファーム・オリックス戦で実戦復帰。先発で4回3安打1失点と、復帰へ向けて状態を確認した。
今季ここまで一軍では6試合に先発し、0勝2敗、防御率3.27。勝ち星こそまだ付いていないが、内容面では試合を作る登板も多かった。特に来日初登板では7回無失点と存在感を示し、甲子園でも6回1失点と粘投。先発ローテーションの一角として期待されている投手であることに変わりはない。
復帰登板で求められるのは、まず無理なくゲームを作ることだ。離脱明けということを考えれば、長いイニングだけがすべてではない。それでも本人はブルペンへの負担を減らし、チームを勝たせる投球をしたいという思いを口にしている。交流戦で流れをつかみたいカープにとって、その姿勢は頼もしい。
相手は西武。ベルーナドームでの登板となれば、環境も相手打線も簡単ではない。ただ、ターノックの力強い真っすぐと変化球のコンビネーションが戻ってくれば、カープの先発陣には大きな厚みが生まれる。
来日初勝利はまだ先送りになっている。だからこそ、この復帰登板にはひとつの物語がある。背中の不安を越え、もう一度一軍のマウンドへ。ターノックが西武戦でどんな投球を見せるのか、カープファンにとって注目の一戦になりそうだ。
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