
10月2日のカープは一軍公式戦がなく、次の戦いと来季へ向けた準備が前面に出た一日でした。みやざきフェニックス・リーグの参加26選手が発表され、ドミニカ・カープアカデミーからは練習生5人の来日も決定。3日の本拠地・阪神戦を前に、現在と未来の両方へ視線が向いています。
7日から28日まで宮崎県内で行われるフェニックス・リーグには、投手12人、捕手3人、内野手9人、外野手2人が参加します。投手では黒原拓未、斉藤優汰、ドラフト2位の斉藤汰直、今季一軍で先発を経験した工藤泰己や赤木晴哉らがメンバー入り。野手では代走でのシーズン最多盗塁記録を更新した辰見鴻之介、今季5本塁打の佐藤啓介、二俣翔一、久保修らが名を連ねました。一軍帯同選手は公式戦終了後の10日から合流予定です。
また、ドミニカ・カープアカデミーの練習生5人が、6日から秋季キャンプ終了までチームの練習に参加します。最も目を引くのは、203センチ、103キロの左腕ソーサ。ほかにアルカンタラ、ガルシア、カブレラの内野手3人と、外野手ゲレロが来日します。現時点ではあくまで練習参加であり、実戦や練習でどんな持ち味を示すかを見極める段階です。
フェニックス・リーグの顔ぶれには、一軍で得た課題を実戦で磨き直す選手と、来季の競争へ割って入りたい若手がそろいました。辰見の走力、佐藤啓の長打力、工藤や赤木の一軍経験が、勝敗だけでなく個々の成長へつながるかが楽しみです。海外の新たな素材を継続して発掘し、育成する取り組みも、選手層を厚くする長期的な材料になります。
参加選手が多い分、単なる出場機会の確保で終わらせず、守備、走塁、制球など一人ひとりの課題を明確にして臨めるかが重要です。ドミニカの5選手についても、体格や触れ込みだけで評価を急ぐべきではありません。環境への適応を含め、秋季キャンプまでの過程を落ち着いて見守りたいところです。
3日は午後2時からマツダスタジアムで阪神戦。雨天中止分の振替試合で、一般席は完売と報じられています。カープにとって今季の本拠地最終戦で、森下暢仁の先発が見込まれます。前戦で見せた投打の集中力を保ち、ファンの前で締まった試合を届けられるか。シーズンを戦い切る一軍と、次の競争へ進む若手の双方に注目です。
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