
10月18日は、みやざきフェニックス・リーグで若手が実戦を重ねる一方、秋季練習では投手陣の明暗が伝わった一日でした。ロッテ戦は雨の中で0-2の敗戦。それでも佐藤柳之介の粘投や辰見鴻之介の機動力には収穫がありました。高太一はさらなる球速向上を掲げ、森翔平はコンディションを優先する段階に入っています。
フェニックス・リーグのロッテ戦は、七回裏2死で雨脚が強まり、そのまま降雨コールド。カープは0-2で敗れました。先発の佐藤柳は三回、1死二、三塁から2点適時二塁打を浴びたものの、四回以降は追加点を許さず、7回2失点。先発として試合を立て直した点は評価できます。
打線は二回、辰見の安打と二盗などで1死一、三塁をつくりましたが無得点。五回も内田湘大が出塁した後に併殺となり、好機を得点へつなげられませんでした。この試合では赤木晴哉の帯同も確認され、フェニックス組の入れ替えも進んでいます。
辰見は安打直後に二盗を決め、自身の持ち味を実戦で再び示しました。得点には結びつかなかったものの、単打から相手に圧力をかけられる走力は、来季の一軍争いや11月の侍ジャパンに向けても大きな武器です。
前日のオリックス戦で仲田侑仁が3安打1打点1四球。3安打のうち2本を右方向へ運び、課題としていた変化球にも対応しました。迎打撃コーチと取り組む「中堅から逆方向」の意識が結果に表れた形です。長打力に加え、逆方向への確実性が上がれば打席での選択肢はさらに広がります。
一軍では高が今季56試合で3勝2敗、24ホールド、防御率1.90と中継ぎで存在感を確立。現在の最速154キロから157キロを来季目標に掲げ、フィジカル強化と11月の侍ジャパン参加を成長の機会にしようとしています。今季の実績に満足せず、直球の最大値と平均球速の両方を引き上げようとする姿勢は頼もしい材料です。
森は上半身のコンディション不良で3軍に合流しました。菊地原投手コーチは16日の練習中に起きた急性のものではなく、慢性的な症状であることを示唆しています。現時点で復帰時期を決めつけず、まずは状態の回復を優先したいところです。勝田も体調不良で秋季練習を欠席しました。
ロッテ戦では佐藤柳が粘った一方、打線は得点できませんでした。雨天で七回途中までという条件は差し引く必要がありますが、走者を置いた場面で一本を出すことは若手打線の継続課題です。
フェニックス・リーグでは、辰見の走塁が得点へどう結びつくか、仲田が逆方向への打撃を継続できるかに注目です。投手陣では佐藤柳の次回登板、高の強化過程、森の回復状況を丁寧に見守りたいところ。FAを巡っては複数の獲得調査報道がありますが、選手本人や球団から正式な決定が出るまでは、確定情報と分けて受け止める必要があります。
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