左打席に入ると、ユニホームの袖をまくって太い二の腕を相手投手に見せつけた。“さあかかってこい”と言わんばかりのポーズ。かつて、このポーズをルーティンにしていたのが元広島外野手の浅井樹氏だ。1989年ドラフト会議で6位指名され、富山商から入団。6年目に1軍に定着し、NPB通算1070試合に出場。左の代打の切り札としてもチームに貢献した。現在は球団初の専属指導者として「女子野球振興」や「カープ浅井打撃塾」などで活躍中の浅井氏に17年間の現役生活などを振り返ってもらった。