広島東洋カープ 最新情報 新井貴浩監督体制4年目の広島東洋カープは、6月29日現在で26勝39敗3分、勝率.400とセ・リーグ4位に低迷している。しかし、この結果を単純に「打てないチーム」という一言で片付けることはできない。投手陣は確かな仕事をしているにもかかわらず、勝ちきれない背景には数字だけでは見えてこない構造的な問題が潜んでいる。本稿では前半戦を振り返りながら、後半戦浮上のキーマンを探る。 防御率リーグ3位の投手陣を援護できない。打線低迷が招いた借金13 広島の投手陣は、数字の上では確かな仕事をしている。チーム防御率3.12はセ・リーグ3位。 先発では岡本駿投手が防御率2.68・6勝、床田寛樹投手が防御率2.54と安定感を見せ、リリーフでもテイラー・ハーン投手が防御率1.01・21ホールドと圧倒的な数字を残している。 にもかかわらず、チームは26勝39敗と大きく負け越している。その最大の要因が打線の低迷だ。 チーム打率.220・得点196はともにセ・リーグ最下位。規定打席到達者の中でチーム最高打率は坂倉将吾選手の.268にとどまり、昨季首位打者を獲得した小園海斗選手が.242、菊池涼介選手が.237と中軸を担うべき選手たちが軒並み低調だ。 投手陣が試合を作っても、打線がそれに応えられない試合が続いた前半戦だった。 つながらない打線、生まれない得点。広島打線が抱える深刻な現実 チーム本塁打42本はリーグ5位と、一発長打による得点パターンが機能していない。 読売ジャイアンツの54本、阪神タイガースの53本と比較すれば、その差は歴然だ。 長打率.317もリーグ最下位で、長打による一発逆転も望めない状況が続いている。 低迷は一部の選手にとどまらない。坂倉選手を除けば、大盛穂選手が.232、サンドロ・ファビアン選手が.194、持丸泰輝選手が.208と、打線を形成するほぼ全員が低調な数字に沈んでいる。 個々の奮起なくして、広島の後半戦浮上はないといえるだろう。 後半戦浮上のキーマンは誰か 投手陣で筆頭に挙げたいのが、森下暢仁投手だ。 2020年の新人王で2022年にはゴールデングラブ賞も受賞した広島の大黒柱は、今季防御率4.19と苦しんでいる。 しかし、6月に入ってからは3登板で2勝・防御率3.54と状態が上向いており、復調の兆しが見え始めている。 昨季も防御率2.48と好投しながら打線の援護に恵まれず14敗を喫した経緯もある。打線が上向けばエースの白星も自然と積み重なっていくはずだ。 野手陣のキーマンは、昨季首位打者を獲得した小園選手だ。 今季、侍ジャパンにも選出された「ヒットメーカー」は打率.242と本来の力を発揮できていないが、昨季は打率.309・最高出塁率の2冠を獲得した実力者。 6月に入ってからは打率.303と状態が上向いており、復調の兆しも見え始めている。 小園選手が本来の姿を取り戻し3番として機能し始めれば、低迷する打線が一気に変わる可能性を秘めている。 投打が噛み合わない現実は、数字が如実に示している。 しかし、投手陣が試合を作り続けている今こそ、打線が奮起するチャンスでもある。 広島が目指すべきは、森下投手とともに小園選手が打線を引っ張り、チーム全体で得点を奪う形を取り戻すことだ。 新井監督4年目の広島の後半戦に注目したい。 【関連記事】 【動画】広島・菊池涼介が横っ飛び!“神業ゲッツー”がこちら 広島に迫るFAラッシュ!去就注目の6人 もう後がない…?広島、今シーズンが崖っぷちの選手6人 この記事が面白いと思ったら…? Googleの新機能を利用して「ベースボールチャンネル」を優先表示しよう! 最新の野球情報をいち早くチェックしたい方は下記リンクから↓ 【了】
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